北日本新聞2003年6月4日 1面に良い記事です!

本日の北日本新聞1面に、「虫歯ゼロの子 増えてます」の記事!

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「虫歯ゼロの子 増えてます  県内の3歳児 10年で1.5倍 63.5% 
  フッ素塗布普及 親の意識高まる」
 
県内で虫歯のない3歳児の割合が、この10年で1.5倍に増えていることが県の調べでわかった。小、中、高校生でも虫歯のない割合が増えており、県は、保護者の歯科衛生意識の高まりや、年々実施市町村が増えている無料のフッ素塗布事業などが要因とみている。
 虫歯のない3歳児の割合は、平成四年度の40.6%から、十四年度には22.9ポイント増の63.5%となった。昭和五十年代半ばまで20%台にとどまり、その後も40%台を推移していたが、県は平成七年度に「虫歯予防パーフェクト作戦事業」をスタート。各市町村で、虫歯予防に効果のあるフッ素の塗布を希望者に無料で始めたことが、予防を推進した。
 フッ素の塗布事業は当初、6市町村で始まったが、本年度は26市町村に拡大した。1歳半から半年ごとに5回に分けて塗り、虫歯になりにくい歯をつくる。
 3歳児の虫歯の原因は、乳児時代にあることから、1歳半検診や育児教室などで、母親に歯のケアの必要性や歯磨き方法の指導も強化した。
 小中学生や高校生も虫歯は減少傾向にあり、虫歯のない児童・生徒の割合は、四年度と比べて小学生は12.8ポイント増の23.5%、中学生は19.3ポイント増の28.3%、高校生は15.4ポイント増の20.4%となっている。県健康課は「幼いころからの親のしつけが、成長後の虫歯予防につながっている」と話している。
 県は、歯磨き指導の充実やフッ素塗布事業拡大などを予定しており、6月4日の虫歯の日には、県や県歯科衛生士会がJR富山駅前で予防キャンペーンを行う。