平成15年度氷見市歯科医師会研修会のご報告


 2003年(平成15年)6月20日(金)午後7時30分より9時まで、氷見市いきいき元気館3階 大会議室にて、上記研修会が開催されました。小生が講師として招かれ講演をいたしました。大変驚いたことには、高齢の先生や所用のある先生以外は全員ということで18名の会員の先生が参加されました。先日のAnd You (あゆ)の会の講演会にも出席されました支部長の倉田雅人先生(ロータリーアン)が、大変熱心で、会員の先生方を一生懸命にリードされています。個人的には、富山県歯科医師会元副会長で、自分の小児学校歯科保健部の担当副会長の坊明男先生や、自分の部会で13年一緒だった前部会長の油田達郎先生、富山県学校歯科医会でご一緒させていただいた安達昭先生(ロータリーアン)、また、And You (あゆ)の会の幹事仲間の小山元秀先生、そして、学校歯科の全国大会のときにお世話になった越田先生、九州歯科大学出身の従妹の同級生の久津先生など、知人も多いところです。
 氷見市は人口約6万人弱の都市ですが、昔から小さな小学校が多く、一時は富山市の数より多いことがあったそうで、歯科医も以前は多くなく、学校歯科医は5-6校持つのが当たり前だったそうです。氷見市は「県民歯の健康プラン」はまだ実施していない数少ない(富山市:中核市なので除くと34市町村のうち、高岡市、氷見市、魚津市、黒部市、婦中町、八尾町、大山町の7市町村)一つですが、小学校では学校単独事業としてフッ化物洗口を6校が実施しています。まだ、保育所(園)・幼稚園では1箇所もしていません。
 今年、国が「フッ化物洗口ガイドライン」を出したこともあり、今年度より支部長となられた倉田先生の情熱もあり、今回の研修会となりました。まずは歯科医師会の先生方のレベルアップとして企画されました。小生もAnd You (あゆ)の会代表として講師を務めるのは初めてですが、講演後皆さんから、質問を受けたり実際にフッ化物洗口の実習をしていただいたりして、少しでも理解が深まるように努めました。
 講演会が終了後、皆さん(一人も帰られず)と懇談させていただき、これからの氷見市歯科医師会は市民の健康のために頑張られるだろうと確信しました。そして、私の講演が次に向けてこうして欲しいというありがたい助言も頂き、本当に有意義な会になりました。

式次第
1.開会 氷見市歯科医師会役員 越田先生
2.会長挨拶 氷見市歯科医師会会長 倉田雅人先生
3.講師紹介  越田先生
  「山本武夫 
      富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク 代表幹事
      富山県学校歯科医会 理事
      NPO法人 日本むし歯予防フッ素推進会議 常務理事」
4.講演 『21世紀のプロジェクトX 〜学校におけるフッ化物洗口〜』(pptスライド:ダウンロード可)
  実習 フッ化物洗口
  質疑応答
5.謝辞 倉田先生
6.閉会
当日資料
・フッ素塗布(歯ブラシ法)・フッ素洗口の実際 (新潟大学、佐久間汐子先生資料)
・「日本におけるフッ化物製剤(第6版)」【NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議会議 編】
・「フロリデーション問答集ー久米島バージョンー」
・「水道水フッ化物応用シンポジウム報告集」
・日Fパンフ「誰にでもできる 小さな努力で 確かな効果」
・日Fリーフ入会案内
・富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク会報第4号
・富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク入会リーフ
・ミラノール使用説明書
・オラブリス使用説明書
・レノビーゴ絵本、使用説明書