Lords back water fluoridation 英国上院、水道水フロリデーションを支持!

Wednesday  9 July, 2003,    http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/3054519.stm

英国上院は、保健行政管理者と一般の人々が水道水フッ化物濃度調整(以下、水道水フロリデーション)を求める地域における水道供給企業の調整事業計画を支持してきました。

  水道事業法案の修正条項に盛り込まれたこの案文は、給水をコントロールする私的(水道)企業を介さないでも、水道水フロリデーションの決定を下すことが可能になります。しかし、フッ素反対派は相変わらず、これは集団投薬に過ぎないではないかと主張している。彼らは、フッ化物を癌、腰部骨折、腎臓障害および先天的奇形の危険度の増加につながるのではないかと心配している。

かねてより、政府は水道水フッ化物調整による健康面でのリスクを支持する証拠ないと主張してきた。上院では、9日の水曜日の夜の修正案についての討論を踏まえて、この手段を31票対153票で支持した。水道企業は1985年以来水道設備でフッ化物を調整する権限を持っていたものの、これに反対する面々による法的な行為を恐れて水道水フロリデーションを行っていなかった。

地方の決定  修正条項では、公衆衛生上、水道水フロリデーションが必要な地域で、もし住民がこれに賛成すれば、地方の保健当局は水道企業を保護することになるでしょう。地方レベルでの協議で水道水フロリデーションに対して十分な支持を得た後に、水道当局が戦略上必要とする保健当局によって水道水フロリデーションを行うように依頼されたならば、自動的に水道水フロリデーションは実施されるでしょう。

先週、公衆衛生大臣メラニー・ジョンソンは、水道水フロリデーションと歯の健康には「強い相関性」があると述べました。彼女は下院議員にこう伝えました「私たちができることは、各地方自らが水道水フロリデーションの実施を決定することにある。」「水道水フロリデーションの賛成者と反対者双方の広範な協議への参加が促されて、大多数の住民が賛意を示さなければ、水道水フロリデーション計画は進んで行かないだろう。」

アンディーブーハム労働党下院議員は今回の動きを歓迎した。「私は地球が平らであるという大言壮語を無視し、この国の子どもの健康を改善する方策を支援する修正条項を議題にのせることに賛同し感謝しよう。」

反対  アンドリュームリソン保守党下院議員は、カナダ、フィンランド、キューバとドイツの一部の国々は水道水フロリデーションを止めたが、う蝕有病率に変化を認めなかったと述べた。

「なぜ私たちはこの国のこれまでの大勢に抗して、この狭量な法案の導入を考慮すべきなのか。」
英国東部のかなりの地域では、天然の水道水フロリデーションの給水が行われている。
既に、バーミンガム地域のおよそ500万人に水道水フロリデーションが給水されています。

全国純水キャンペーン・グループのジェーン・ジョーンズは水道水フロリデーション反対をコーディネートしている。彼女は「意志に反してすべての住民に集団投薬することは、う蝕予防方法とはいえない。」という。

証拠  水道水フロリデーションは子どもの歯の健康に重要でプラスの効果があるという英国歯科医師会(BDA)によって、その考え方は支持されている。
BDAのジョンレンショーは「歯科医は、将来にわたり多くの人々のう蝕に付随する不要な苦痛および悲惨を今後回避できる可能性のあるこの決定を歓迎する。」と言っています。「この単純なステップによって、国中の子どもたちを人生の好スタートをきらせることになるでしょう。」
さらに、彼は次のように付け加えました。「対象を絞った水道水フロリデーションにはう蝕を減少させるという確かな証拠があり、しかも、水道水フロリデーションに用いられるフッ化物濃度が有害であるという証拠は全くない。」 「私たちは、この重大な法案が現実になるように確実にキャンペーンを継続していくでしょう。」