琉球新報インターネットニュースより(2003年7月12日 土 10:43)

<嘉手納基地>水道水をフッ素化

 【嘉手納】米空軍嘉手納基地報道部は11日、虫歯予防に効果があるとされるフッ化物を水道水に添加する水道水フッ素化を14日から基地内で開始すると発表した。

 同報道部によると飲料水へのフッ化物添加は米国では一般的に広く活用され、県内ではキャンプ・フォスターの一部でも導入されているという。

 同報道部は「米国での50年以上にも及ぶ研究で水の安全性は証明されている」と強調。「基地住民や基地従業員の虫歯対策に非常に大きな効果をもたらすことが期待される」としている。また「最新の技術装置で飲料水が周辺地域に逆流することはない」という。

 嘉手納基地内に送水している沖縄市水道局によると、一度流れた水の逆流を防ぐ逆止弁という装置が沖縄市側の水道管に1つ設置されている。今回、米軍側が基地内のフッ化物混入装置の前後に新たに2つの逆止弁を設置し、逆流対策をしているという。