第63回日本公衆衛生学会報告
(NPO法人日F会議常務理事・福岡歯科大学、晴佐久悟先生より)

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10月27日-29日に島根県松江市で開催された第63回日本公衆衛生学会について報告いたします。

さわやかな秋晴れの中、松江市くにびきメッセで、日本公衆衛生学会が開催されました。

今回は、当学会ではじめての歯科のシンポジウムが開催されるなど、公衆衛生へ「歯科公衆衛生(地域歯科保健)」の貢献がますます期待されていることのあらわれであると感じました。そこで、NPO日F会議では、当学会で以下の活動を行いました。

(1)ブース展示(スタッフ:黒瀬、井下、田浦、晴佐久、木村、筒井、安藤)

NPO日F会議でブース展示を行いました(写真1)。ブースでは、フッ化物、NPO日F会議に関する本、チラシ、ポスター等の展示及びフッ化物歯面塗布剤、フッ化物洗口剤の展示を行いました。歯科保健に取り組んでいる保健師や保健関係者の学生等が特に興味を持ってスタッフの説明を聞いていました。学生は特に知識にどん欲であり、説明を熱心に聞き、フッ化物洗口の体験まで行いました(写真2)。

(2)学会発表

以下の発表を行いました。

・市町村の歯科保健担当者のフッ化物に関する情報のニーズ調査(写真3)

田浦勝彦、晴佐久悟、木本一成、井下英二、森木大輔、境 脩

・集団におけるフッ化物洗口実施状況の都道府県別推移

 磯崎篤則、田浦勝彦、木本一成、晴佐久悟、荒川浩久、小林清吾、境 脩

また、水道水フロリデーションに関して

・自治体の水道水フッ化物濃度適正化の支援第3報:歯のフッ素症の審美認知

 筒井昭仁、晴佐久悟

の発表がありました。

 

地域の歯科保健を担当するのは、ほとんどが「保健師」であることから(NPO日F調査)、当学会での展示及び発表によりフッ化物の情報支援は意義があることだと、参加して改めて確認することができました。来年の公衆衛生学会は、9月14日-16日札幌コンベンションセンターで開催され、歯科のシンポジウムも開催される予定です。そのシンポジストには境 脩NPO日F会議会長が予定されており、また、NPO日F会議として自由集会及び展示を実施する予定です。今後とも会員の皆様の支援を受けながら、地域の歯科保健担当者への情報支援を行っていきたいと思います


NPO法人日F会議ブース1

NPO法人日F会議ブース2

フッ化物洗口体験1

フッ化物洗口体験2

ポスター発表(田浦先生)

ポスター発表(筒井先生)