2004年3月3日井波庄川ロータリークラブ卓話

「ドイツ オーバーアマガウ の思い出」 横山豊介会員

・本日は、ドイツの木彫の田舎町「オーバーアマガウ」を思い出を語る。
・人口5000人程度の町だが、素敵なまちだ。
・その奥に「ノイシュバンスタイン」という素敵なお城があり、観光客は必ずこの町を通ることで、夜更けても町にはショーウィンドウに明かりを入れ、サービスに努めている。
・この町の名物は、1999年、2000年、2010年と10年ごとに開催される待ちあげての野外劇「キリスト受難劇」で、町全体が舞台でエキストラをいれ5000人参加のイベントになる。
・1980年ごろに、最初に訪問し、なくなられた元会員の竹部淋昌氏(元同志社大教授)がドイツにおられたのでその町を案内してもらった。町から役場の岸さんも同行して、井波町と姉妹提携の話も持ち上がった。(実現には至らず)
・この町の木彫は、やはりキリスト受難の場面のものが多く、一番おきなものでも人間大で、その彫るスピードは断然井波の彫刻師が早い。しかし、衣装の細やかさの表現は技術レベルが高く感心した。彫刻等の研ぐ機械は日本と違いグラインダーが横に回転する。
・竹部さんとミュンヘンのビアホールに行ってびっくりした。5000人は入るかという入れ物で、真ん中で楽団が演奏をしていた。現在は札幌にもまねたものができている。そこでは太ったウェートレスが、大きなビアジョッキを片手に4個づつ持ってこぼしながら運んでいた。
・進められたエスカルゴ料理はいまいちだった。
・ミュンヘンでは、若者が道端で集まっていた。何をしているか竹部さんに聞いてもらったら、真剣に今後のドイツの将来を語っていた。それには大変感動した。その後、3年後に東西同一の統一で「ベルリンの壁」が崩壊した。
・とにかく、ドイツ人は誠実でまじめだ。車なども豪奢よりは堅実を好み、ぴかぴかに磨いて乗る。日本人とその点は似ている。
・今の夢は2010年の野外劇を見に行くことである。