富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク　平成１６年度(第４回)総会・講演会の報告

６月１３日、魚津市新川文化ホール(ミラージュホール)で開催のAnd　You　(あゆ)　の会講演会は、お蔭様で盛況裏に終了することができました。

ご出席の皆様、お疲れ様でした。

いろいろ、準備等にお世話いただきました関係者に、心より御礼申し上げます。

主催：And　You　(あゆ)　の会、NPO法人日F会議

後援：富山県、富山県歯科医師会、魚津市歯科医師会、富山県歯科衛生士会

協賛：ビーブランド、ゾンネボード製薬、昭和薬品化工、ライオン、ＧＣ，８０２０プロ企画

講演テーマ「地域・家庭において口腔の健康を保つには・・・」

基調講演「県民歯の健康プラン」県厚生部健康課　和田康志先生

特別講演「むし歯予防と適切なフッ化物応用」朝日大学歯学部教授　磯崎篤則先生

今回の講演会は、富山県の東部、一番新潟よりの地区(新川地区)で初めて開催しました。

この地域・魚津が富山県のフッ化物洗口発祥の地であるにもかかわらず、反対運動の多い地であんまり進まない現状があり、その打破を目指し、開催に踏み切りました。

和田先生には、県内の状況を説明していただき、県民歯の健康プランの推進に理解を呼び掛けていただきました。

磯崎先生には、フッ化物に関する知識をわかりやすく紐解いていただき、フッ化物洗口についてはデータを示して、噛み砕いて説明していただきました。

参加者総数は５５名で、内訳は歯科医師２５名、歯科衛生士等スタッフ１５名、行政関係６名、その他９名でした。

新川地区の熱心な先生方や、又、講演終了後も熱心に磯崎先生に質問されていた、県内で今まさに実施に向けて努力している氷見の保育園の担当者の方の姿が印象的でした。

魚津で県内最初にフッ化物洗口を実施された、山口清衣先生や夏目恭佐先生を紹介したときの拍手が多いのもうれしく思いました。

報道関係は、読売新聞、富山新聞、北陸中日新聞からの取材がありました。

以上、速報にて報告いたします。

逐次、ＨＰにアップいたします。

展示コーナー【８０２０プロ企画とAnd　You　(あゆ)　の会】

１３日の講演会の記事が、昨日の休刊日にもめげず、北陸中日新聞で掲載されました。(６月１５日)

「フッ化物洗口　虫歯予防訴え」 　富山で市民ネット

　富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク「And　You　(あゆ)　の会」(山本武夫代表)の総会・講演会が１３日、魚津市の新川文化ホールで開かれ、基調・特別講演などでフッ化物による虫歯予防の重要性を訴えた。

　基調講演では県厚生部健康課母子・歯科保健係の和田康志医員が「県民歯の健康プラン」と題して、フッ化物洗口の県内状況を紹介。県内の５歳児から１４歳児で、フッ素配合歯磨剤を使用している割合が６９．２％、フッ素塗布事業を実施している市町村数は２８市町村、フッ素洗口を実施している学校等施設は１９．４％の現状を解説した。和田氏は「養護学校でフッ化物洗口が実施されていない」と課題を挙げた。

　特別講演では、朝日大学歯学部教授の磯崎篤則氏が「むし歯予防と適切なフッ化物応用」と題して、フッ化物洗口のむし歯予防効果を訴えた。　　

(武田寛史：北陸中日新聞魚津通信局)

６月２０日　富山新聞にも掲載
「魚津でむし歯予防教室」

　富山むし歯予防フッ素推進市民ネットワーク(愛称・あゆの会、山本武夫代表)の総会と講演会はこのほど、魚津市の新川文化ホールで開かれ、むし歯予防とフッ素の関係への理解を深めた。
　県厚生部健康課母子・歯科保健係の和田康志さんが「県民歯の健康プラン」と題し基調講演したほか、朝日大学歯学部口腔感染医療学講座の磯崎篤則教授が「むし歯予防と適切なフッ化物応用」の題で特別講演した。(富山新聞魚津総局、畑野孝之総局長)