「8020推進フォーラム」鹿児島市で開催 2004年8月1日


 8月1日に開催されたフォーラムの、翌朝と2日後の2回の南日本新聞の記事です。
 これからも、新聞社やテレビなどの報道からの記事掲載、正しいフッ化物応用の解説などの放映があると思います。
 近々、佐賀の大会の模様も佐賀新聞で大きく掲載されるということをお聞きしましたが、これもよろしくお願いします。以前の佐賀フォーラムの記事も大いに役立っております。
 田浦事務局長もわざわざ鹿児島の大会に来ていただいて、境先生と一緒に鹿児島県学校歯科医会と鹿児島県歯科医師会の役員に対して専門的なアドバイスをいただきました。おかげさまで、フッ化物に対しての認識がますます高まったようです。 1日に引き続き、南日本新聞では、正式なニュースと軽い解説が掲載されました。お知らせしておきます。(鹿児島・市来英雄)
「フッ化物使った虫歯予防理解を」「鹿児島市でフォーラム」   南日本新聞 平成16年8月2日            
「フッ化物を利用した虫歯予防の理解を深める「8020推進フオーラムが1日、鹿児島市の県市町村自治会館であった。歯科関係者や市民ら約4百人が参加、フッ化物の働きについて耳を傾けた。福岡歯科大学の境脩名誉教授が「地域歯科保健とフッ化物応用」と題して講演した。フッ素元素は川の水や食べ物などに自然に含まれた人間の必須栄養素であることを説明。世界各地のデータを示し、適量のフッ化物が含まれた水道水やフッ化物洗口(うがい)が、歯質を強化し虫歯予防に効果のあるごとを紹介した。県内各地の取り組みの報告やシンポジムもあった。会場にはフッ化物洗口の実演コrナーもあり、来場者は「どこで購入できるのですか」などと関心を示していた。
(カラー写真)実演コーナーでフッ化物でのうがいを試す来場者 =鹿児場市の県市町村自治会館
「フッ化物うがいで虫歯予防」「歯質強化効果各地から報告」  南日本新聞 平成16年8月4日
 1日、鹿児島市の県市町村自治会館で開かれたフッ化物を利用した虫歯予防の理解を深める「8020推進フォーラム」(鹿児島県歯科医師会など主催)では、県内各地のフッ化物洗口(うがい)による虫歯予防の取り組みを紹介、効果が出ていることが報告された。鹿児島市

 鹿児島市の県立皆与志養護学校では1988年度からフッ化物洗口を行っている。洗口液は養護教諭が作り、毎週木曜日にクラスごとに配布。児童生徒の歯磨き後に、個人用のコップに分けて使用する。現在、うまくうがいのできる子供が在籍していないため、歯ブラシに洗口液をつけて塗布している。同校の2003年度の一人平均虫歯数は小学部で0.25本、中学部1.07本。同年度の県下の盲・聾・養護学校の平均(小学部1.1本、中学部2.1本)と比べ、大きな成果を上げていることが報告された。同市の草牟田小学校は79年度から希望児童にフッ化物洗口を実施した。虫歯が滅少したため、今後は歯肉炎防止に童点を置くという。また、宮之城町では89年度から町内の全保育所と幼稚園で行っており、虫歯予防の効果をあげていることが紹介された。福岡歯科大学の境 脩名誉教授は歯質の強化にはフッ化物の利用が不可欠と指摘。69年の世界保健機関(WHO)の決議など、世界各地の水道水に適量のフッ化物が含まれるようになった歴史的背景を説明した。フッ化物となるフッ素元素は、川の水や食べ物などに自然に含まれた人間の必須栄養素。安全性について「栄養素は多すぎても少なすぎても人の健康に害がある。発がんなどの危険性を訴えて反対する入もいるが、適量なら問題ない」と強調した。
 (写真 L版カラー)フッ化物を利用した虫歯予防の必要性を訴えるフオーラム =1日、鹿児島市の県市町村自治会館