第29回凌雲館幼少年剣道親善富山大会(富山県総合体育センター)
   2006年11月19日(日)

 今年の凌雲館の大会は、例年になく県外から強豪チームの参加もあり、大変熱気あふれる試合が多く見られました。前日の稽古会でも、大阪の小曽根剣友会や穴師剣道会、あるいは愛知の洗心道場や武徳館剣道教室、そして岐阜の明珠館などに、申しあい稽古が殺到しました。井波の子供たちも、リーグ戦の練習会の後、明珠館や小曽根の胸を借りましたが、さすがにスピードに負けてしまい、打たれてしまう場面が多かったです。いい経験になったと思います。
 ところで、今年の大会は、4年生で、松田尚之が、5年生で、篠原天馬がそれぞれ準優勝をして、期待されましたが、各クラスとも、後一歩勝ち上がっての、ベスト8以上の成績が得られませんでした。これも、県外の強豪が参加した影響があるかもしれません。山本麻紗子は、4回戦で、延長に入り、無念の場外で反則負け、昨年に続く不注意での敗退となりました。松田尚之は、準優勝の石川蕪城の西川君に無念の1本負け、手の内のよくわかる相手だったせいもあり、残念無念。そのほか、青山虹、山田誠一の両名も健闘、ベスト16に。
 団体戦は、2回戦で明珠館獅子吼会(実質Bチーム)に当たり、先方篠原は、攻め続けて優勢に試合を進めたが、引き分け。次鋒青山も両者、攻め続けたが決めてなく、引き分け。中堅山田千菜都は、相手の桂川君にさし面で1本勝ちし、井波が優位に立ちました。副将山本は、慎重に試合を進めて、これも攻めきれず引き分けに。大将戦に勝敗をゆだねる結果になりました。この時点では、誰もが井波が優位で、引き分けでも勝てるということで、勝利を手中に収めたかに見えたのですが、「勝負は下駄を履くまでわからない」のことわざ通り、大将の松田君がまさかの2本負けし、団体でも逆転負け、2回戦敗退という結果になってしまいました。これは、直接の結果は大将戦できまったかに見えるが、先鋒、次鋒、副将で誰か一人勝っていればこんな事にならなかったわけで、確実に1本とり、勝ちきることの大切さがしみじみと痛感させられた試合になりました。
 これから、長い競技生活のうえで、勉強になる1試合だったと思います。いい教訓にしてほしいものです。
井波の試合最終結果
 団体 小学生 2回戦進出 井波△ −○明珠館獅子吼会(岐阜)
     中学生男子 1回戦敗退 井波△ −○洗心道場(愛知)
 個人 小学3年  山田誠一 ベスト16(2勝) 篠原風斗 3回戦進出(1勝)
     小学4年  藤崎 1回戦敗退
     小学5年  青山 ベスト16(2勝) 神田 3回戦進出(1勝)
     小学6年  松田 ベスト16(2勝)
     小学5・6年女子 山本 ベスト16(2勝)
     中学1年男子   洲崎 2回戦敗退
     中学2・3年男子 中村 2回戦敗退

小学生の結果

団体















西



























0/0








2/1








10/5


1/1


































個人
(小学3年)
山田誠一 2回戦 勝(メメー )吉野宗太郎(福井・大聖寺)
       3回戦 勝(メー )田村健一(小杉南)
       4回戦 負( −コ)乗田慎平(愛知・西尾少年剣友会)・・・・乗田選手は優勝
篠原風斗 2回戦 勝(メー )榊原侑志(福井・豊剣道教室)
       3回戦 負( −コド)芳村春奈(三重・旺武道場)・・・・芳村選手は3位
(小学4年)
藤崎美奈里 1回戦 負( −コメ)佐々木良崇(福井・新風館愛宕坂)
(小学5年)
青山虹  2回戦 勝(コー )安井聖己(岐阜・本田)
      3回戦 勝(メー )岡田大樹(岐阜・高鷲)
      4回戦 負( −メ)嶋田拓郎(凌雲館)・・・・嶋田選手は3位
神田佳典 2回戦 勝(メメー )浜 聡太(凌雲館)
       3回戦 負( −高井秀将(岐阜剣真館)
(小学6年) 
松田尚之 2回戦 勝(メー )南健太(岐阜・神岡町スポ少)
       3回戦 勝(メメー )瀧野正基(石川・中能登)
       4回戦 負( −メ)西川大貴(石川・蕪城)・・・・西川選手は準優勝
(小学5・6年女子)
山本麻紗子 2回戦 勝(メー )古市美咲(岐阜・宏武館)
         3回線 勝(メコー )小西寧央(凌雲館)            
         4回戦 負( −延反)平山友香里(愛知・武徳館)・・・・平山選手は3位