井波剣道少年団 小学生低学年の部、高学年の部で、アベック優勝の快挙
第22回北陸三県少年剣道錬成大会
平成19年(2007年)3月4日 金沢市北陸電力石川体育館
北陸三県剣道大会が金沢であり、いろんな思いを込めた大会に、子供たちは予想以上の好成績を収めてくれました。 思い起こせば、3年前に、今の6年生の子供たちが、この大会の3年生以下の低学年の部で、Aチーム(篠原天馬・山本麻紗子・松田尚之)が井波剣道スポ少初めての優勝を飾り、真紅の優勝旗を手にしました。また、Bチーム(青山虹・山田千菜都・藤井倫寛)もベスト8の敢闘賞をもらい、この学年の快進撃がこの大会からスタートしました。 ところが、翌年の福井の大会には、優勝旗返還し、頑張ろうと臨んだのでしたが、高学年の部で、A(中村・澤・青山らベストチーム)も、B(前年優勝した学年)もともに、1回戦で敗退し、勝負の厳しさを味わいました。 続く、昨年の地元南砺市福野の大会には、春の大会から好成績を試すいい機会と張り切って臨みましたが、高学年の部で、1回戦に石川県1位の七尾武道館(この大会優勝)とあたり、代表戦にまでもつれ込んだのですが、惜しくも敗れる厳しい現実を味わいました。1回戦に敗れはしましたが、優勝チームと代表戦まで行った事が、子供たちには少しの自信を残しました。低学年の2チームも初めて2年生中心で、大会に臨みましたが、ほとんどが初めての試合経験で、どちらも初戦で、コテンパンに打ちのめされました。 今大会は、石川県の事情があり、参加チームも福井・富山県がほとんどで、そういった意味では片手落ちの大会になってしまいました。大人の事情でこういう結果になりましたが、大会を楽しみにしていた子供たちには、大変不幸な出来事で、剣道素人の父兄の一人として、石川県の剣道関係者に猛省を促したいものです。剣道を一生懸命している子供たちには、一切関係のないことで、次回以降関係修復を図り、大会に臨んでもらいたいものです。 ともあれ、この大会に、井波の子供たちは、大変いい緊張感を持って臨めました。6年生の子供たちは、長野遠征が大変いい経験になり、5年生以下の子供たちは、その間、集中して指導を受けました。また、低学年は、前日の富山県強化稽古会で、いい成績を残す事ができ、少しはやれるぞという自信を持つことができました。先に、試合が進んだ低学年は、初戦がが全てでした。凌雲館村雲道場チームAに、先鋒の篠原風斗が勝ちいいスタートを切り、大将戦で山田誠一が勝ち越し、2試合目は、澤宗馬が中堅で2本勝ちし勢いをつけました。それからは、1試合1試合が強くなって行きました。決勝では、小杉南の強豪古川君に篠原が引き分け、中堅澤も惜しくも引き分け、大将につなぎました。今大会の大将、山田誠一は、一番安定していました。相手をよく見て、中盤に面を決め、そのまま試合終了、あまりに見事な勝ちっぷりに、父兄にも涙が見られず、3年前よりは、ハラハラドキドキの少ない優勝でした。 高学年は、先鋒の青山虹が、しばらく病気のため練習に参加できない時期もあり、最近実力的にあまり変わらない補欠の神田佳典が試合に出たほうがいいのではと心配されたが、試合が進むに連れて実力を発揮してきました。中でも、準々決勝の凌雲館村雲道場Aの嶋田君に、小手1本勝ちしたのは立派でした。鯖江泰成館のときも、強豪小出君に終了間際に、面を1本取られはしましたが、よく粘りました。次鋒の山田千菜都は、今大会非常に安定し、チームの流れをいいものに変えゲームメーカーとして今大会の最優秀選手の一人でしょう。中でも準決勝の鯖江泰成館の西野君に勝った試合は大きく、後の松田尚之にうまくつなげました。中堅以降の三人(中堅:松田尚之、副将:山本麻紗子、大将:篠原天馬)は、3年前の低学年の優勝メンバーですが、試合の流れを読んで、大きく崩れることなく勝ちきりました。今度のスポ少の全国大会に向けて、富山県代表としていい調整ができたものと思われます。それぞれ、細かい反省点もなおして、頑張ってほしいものです。(山本武夫) |
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![]() 小学生低学年の部 |
![]() 小学生高学年の部 |
![]() 中学生の部 |
![]() 2007年(平成19年)3月5日北国新聞記事(石川地方紙)・・・姉妹紙の富山新聞には残念ながら掲載されず! |
個人対戦成績
小学生低学年 井波(篠原風斗・澤宗馬・山田誠一)
2回戦 (不戦勝) 七尾武道館B
3回戦 ○3/2 − △3/1 凌雲館村雲道場A
準々決勝 ○3/2 − △0/0 凌運館向陽台
準決勝 ○3/2 − △0/0 寺町武道館A(石川)
決勝 ○2/1 − △1/0 小杉南剣道教室
3回戦 | 先鋒 | 中堅 | 大将 | 勝敗 | 準々決勝 | 先鋒 | 中堅 | 大将 | 勝敗 | ||
井波 | 篠原 | 澤 |
山田 | 凌雲館向陽台 | 森 | 大野 | 荒井 | ||||
赤 | メコ | メ | ○3/2 | 赤 | \ | △0/0 | |||||
白 | コ | コメ | △3/1 | 白 | \ | メ | メメ | ○3/2 | |||
凌雲館A | 金崎 | 嶋田 | 石黒 | 井波 | 篠原 | 澤 | 山田 | ||||
先鋒 | 中堅 | 大将 | 先鋒 | 中堅 | 大将 |
準決勝 | 先鋒 | 中堅 | 大将 | 勝敗 | 決勝 | 先鋒 | 中堅 | 大将 | 勝敗 | ||
寺町 | 多田 | 坂野 | 柳瀬 | 小杉南 | 古川 | 岡部 | 村田 | 次勝 | |||
赤 | \ | △0/0 | 赤 | メ | \ | △1/0 | |||||
白 | メメ | \ | メ | ○3/2 | 白 | メ | \ | メ | ○2/1 | ||
井波 | 篠原 | 澤 | 山田 | 井波 | 篠原 | 澤 | 山田 | 優勝 | |||
先鋒 | 中堅 | 大将 | 先鋒 | 中堅 | 大将 |
小学生高学年(青山虹・山田千菜都・松田尚之・山本麻紗子・篠原天馬)
1回戦 (不戦勝) 七尾武道館B
2回戦 ○8/4 − △1/1 五常館(福井)
3回戦 ○8/4 − △0/0 晴武館
準々決勝 ○7/4 − △0/0 凌雲館村雲道場A
準決勝 ○6/3 − △2/1 鯖江泰成館(福井)
決勝 ○6/3 − △0/0 豊友会
2回戦 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | 3回戦 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | 準々決勝 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | ||||
五常館 | 斉藤 | 加藤 | 小寺 | 川端 | 吉田 | 井波 | 青山 | 山田 | 松田 | 山本 | 篠原 | 井波 | 青山 | 山田 | 松田 | 山本 | 篠原 | |||||||
赤 | メ | △1/1 | 赤 | \ | ドメ | メメ | ドコ | メメ | ○8/4 | 赤 | コ | ドメ | \ | メメ | メコ | ○7/4 | ||||||||
白 | コメ | メコ | ココ | ココ | ○8/4 | 白 | \ | △0/0 | 白 | \ | △0/0 | |||||||||||||
井波 | 青山 | 山田 | 松田 | 山本 | 篠原 | 晴武館 | 小西 | 石井 | 嫁兼 | 吉田 | 瀬川 | 凌雲館A | 嶋田 | 吉井 | 松田 | 大郷 | 木倉 | |||||||
先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 |
準決勝 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | 決勝 | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | ||
鯖江泰成館 | 小出 | 西野 | 橋本 | 金子 | 林 | 豊友会 | 中野 | 尾島 | 武内 | 関谷 | 高瀬 | 次勝 | |||
赤 | メ | メ | \ | △2/1 | 赤 | \ | \ | △0/0 | |||||||
白 | コメ | コメ | メド | \ | ○6/3 | 白 | メコ | メメ | \ | メメ | \ | ○6/3 | |||
井波 | 青山 | 山田 | 松田 | 山本 | 篠原 | 井波 | 青山 | 山田 | 松田 | 山本 | 篠原 | 優勝 | |||
チーム | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 | チーム | 先鋒 | 次鋒 | 中堅 | 副将 | 大将 | 勝敗 |