平成20年 富山県スポーツ交流大会剣道競技  2008年(平成20年)6月28日 富山市体育文化センター

 
平成20年県スポ少交流大会各部の優勝者(小4:嶋田、小5・6男:吉井、小5・6女:藤崎、中男:岡野、中女:藤村)
富山県代表として、全国大会での活躍を期待します。
 今年の富山県スポーツ少年団交流大会は、井波剣道少年団にとって、大変嬉しい結果となった。1昨年まで、11年連続でこの大会から全国大会出場者を出し続けていたのが、昨年は残念ながら、途絶えていた。しかし、小学5・6年女子で、藤崎美奈里選手が、春の県錬成大会の雪辱を果たし、金城志帆選手(上市)を破って、見事優勝を飾った。南砺市から出場というかたちながら、井波にとっては2年ぶりの全国大会(平成21年3月、岩手県盛岡市)出場となった。このクラスは、2年前の山本麻紗子選手以来の出場。
 今年の井波は、小学4年で、青山姉妹が出場するも、1回戦目から強豪にあたり苦戦。小学5-6年男子は、山田誠一選手が準々決勝で、優勝した吉井選手(富山)に破れ、ベスト8。篠原風斗選手は、3位の岸選手(上市)に惜しくも1本負けし、澤宗馬選手は1回戦で押し気味に試合を進めながら、延長で場外2回目の反則負けし、悔しい敗戦。小学5-6年女子は、藤崎美奈里選手が、2回戦で、佐渡選手に1本勝ちしてから波に乗って、決勝に進み、延長戦を慎重に戦い、面を決めた。金城選手には、春の錬成大会で1回戦で敗れているだけに、嬉しさもひとしおであった。また、高松明日香選手は、準々決勝で3位の手丸選手(富山)に敗れるも、3試合2本勝ちして、成長振りを見せた。さらに特筆すべきは、藤崎選手の優勝を結果的には見事にアシストした形となった、野原果鈴選手の3回戦での金城選手との10数分に渡る延長戦の粘りも見逃せなかった。
 中学生の部は、今年の大会で、射水市が、登録の手違いから出場できないというハプニングがあり、大変生徒にとっては残念な形になった。もう少し、配慮ができなかったか事務処理に疑問を持つ。なぜなら、女子で昨年の小木選手に続いての古川奈穂選手の3冠(次の県選も含め)がかかっていただけに、この事態は悔やまれる。
 中学男子は、松田尚之選手が、初戦の地区選2位の柴田選手(砺波)に2−1で勝って、順調に勝ち進み、準決勝では五十嵐選手(富山)に小手で勝ち、決勝に進んだ。決勝戦では、岡野選手(富山:堀川中)に対し、延長戦にもつれこみ、ほぼ互角に戦い進め勝機を狙うも、攻め込もうとする一瞬の隙を狙われ、小手に敗れた。しかしながら、久しぶりの堂々とした成績。斉藤哲選手は、優勝した岡野選手に、篠原天馬選手は、3位の大河選手にそれぞれ3回戦で1本負け、洲崎・金森・図所選手はそれぞれ1勝するにとどまった。
 中学女子は、優勝候補筆頭の古川奈穂選手(小杉南中:射水市)を欠く大会となったが、決勝戦は、堀川中同士で、3年生の藤村選手が意地を見せ、後輩の大郷選手を延長の末小手で破り、優勝。準決勝で藤村選手に小手で敗れた山田千菜都選手、大郷選手に合い面で敗れた山本麻紗子選手、井波勢が3位となった。また、山田晴子選手は、準々決勝で準優勝の大郷選手に2本負け、弟の誠一選手とともに、嬉しい過去最高のベスト8。図所郁選手は、2回戦で川島選手(富山)に惜しくも1本負け。県選の組み合わせも決まり、井波勢にとって残された3週間の課題を与えられた試合となった。ところで、県選では古川選手を追い、今大会ベスト4と、2回戦の山田選手に延長で惜しくも敗れた高瀬美咲選手(富山)、準々決勝で、山本選手に2−1で惜しくも敗れた久木田連奈選手(富山)の戦いぶりも、欠場した佐々木選手(大門中:射水市)とともに侮れない。(評:山本武夫)

*井波の個人成績
 小学4年       青山若葉・青山萌 1回戦敗退
 小学5・6年男子  山田誠一 ベスト8(3勝)、 篠原風斗 4回戦進出(2勝)、 澤宗馬 2回戦進出(1勝)
 小学5・6年女子  藤崎美奈里 優勝(6勝)・・・・平成21年3月岩手県盛岡市で開催の第31回全国スポーツ少年団剣道交流大会出場
              高松明日香 ベスト8(3勝)、 野原果鈴 3回戦進出(2勝) 
 中学男子       松田尚之 準優勝(5勝)、 斉藤哲 3回戦進出(2勝)、 篠原天馬 3回戦進出(1勝)、 洲崎貴史・金森勝誠・図所大地 2回戦進出(1勝)
 中学女子       山本麻紗子 3位(4勝)、山田千菜都 3位(3勝)、 山田晴子 ベスト8(2勝)、 図所郁 2回戦進出(1勝)

大会成績(掲示板より)


井波剣道少年団入賞者の写真


小学5・6年女子 優勝 藤崎美奈里選手

中学生男子 2位 松田尚之選手

 中学生女子 3位 山田千菜都選手、山本麻紗子選手