第21回全国高等学校剣道選抜大会・・・工事中
平成24年3月27−28日 春日井市総合体育館


*井波スポ少OB・OGの成績
 男子団体 龍谷富山(青山虹出場) 予選リーグ 1勝1敗で惜しくも、決勝トーナメント出場ならず
 女子団体 富山北部(山田千菜都・山本麻紗子出場) 予選リーグ1位(2勝)で決勝トーナメントへ。1回戦、龍谷(佐賀)に1-2で惜敗。
        山本麻紗子 優秀選手(10名)に選抜される

 昨年は、東日本大震災で中止となって、2年ぶりの選抜大会の開催でした。初めて選抜大会を観戦しました。
 富山県勢は、男子が龍谷富山、女子は富山北部が出場しました。 
 男子は、龍谷富山が予選リーグ初戦で、下松工業(山口県)に、先鋒嶋田選手面1本勝ち、次鋒若林選手が面2本勝ちして勢いに乗り、中堅青山選手が分け、武波選手が取られるも、大将の藤城選手が引き分けで、2−1と勝ちました。リーグ2戦目は、札幌新川(北海道)に、下松工業が、土壇場の大将戦で1本返して追いつき、引き分けに持ち込みました。3戦目は、龍谷富山が、札幌新川に引き分けで勝ちあがれるという条件で、始まりました。先鋒、嶋田選手は面1本取られるも、次鋒の若林選手が、主将の意地を見せ、面1本取って追いつきました。中堅に回った、武波選手は、相上段の相手にうまく立ち回り、終盤にいい場面も作ったが、引き分けに持ち込みました。副将、藤城選手も粘り、引き分けて、大将戦に勝負のヤマが来ました。大将青山選手は、5分の試合時間をうまく使えるか、引き分けに持ち込めるかという所でしたが、後30秒程の所で、一瞬のすきをつかれ、面をとられ、札幌新川に軍配が上がりました。ほんとに、悔しい残念な結果に終わりましたが、紙一重の差という勝負の綾を全国大会で味わい、今後の課題として活かしてもらいたいものです。
 女子は、富山北部が予選リーグ初戦で、高松商(香川県)と対戦、先鋒山田選手が面1本勝ちして、幸先よいスタート、次鋒竹内選手は、惜しくも引き分けで試合を繋ぎ、中堅山本選手は堅実に面1本勝ちし、有利に試合を運び、副将今村選手が小手1本先行して、勝負を決めたかに見えましたが、終盤面を返され、ドキッとしたが、すぐ後に面を決めて、富山北部の勝ちが決まりました。大将戦は、久木田選手が、面を先行されるも、落ち着いて面を返し、引き分けに持ち込み、結果は3-0と圧勝でした。続くリーグ2戦目は、富山北部対流山(千葉県)で、先鋒山田選手は、面1本先行するも、その後面を返され、その後の技が旗が1本づつで優位に進めるも引き分けに終わり、次鋒の竹内選手は、これまた優位に進めるも終盤に逆に面を取られ、相手に先行されました。中堅山本選手は、慎重に技を出すも旗が重く、中盤面を決めるも、そのまま時間が切れ、ここまで全くの互角となりました。副将戦は、流山が上段の選手に対し、今村選手は全く上段を苦にしないタイプで、面を先行し、このまま終わるかと思いきや、相手にタイミングだけの小手を決められ、嫌なムードになりかけましたが、その後、すぐさま、突きを放つと見事に決まり、ここで、一歩リードしました。大将戦は、久木田選手が序盤で面を決めて、このまま逃げ切れるか不安でしたが、引き分けでも勝ちだけに、慎重に試合を運ぼうとした一瞬、面を返されました。しかし、これまた、間もなく面を決めた久木田選手の勝利で、富山北部は3−1で勝利を収め、嬉しい決勝トーナメント出場を勝ち取りました。隣を見ると、1−0の試合がいくつもある中、応援席はガチンコ対決でハラハラしながらも面白い試合でした。2日目の決勝トーナメントは、富山北部は1回戦で、龍谷(佐賀県)と対戦しました。先鋒山田選手は、技を出して攻めるも、旗が重く、1本だけしか上がらない場面が2度あり、結局悔しい引き分けに、次鋒の竹内選手は、慎重に戦いを進め、相手に打たせる場面を作らせず、引き分けて中堅に繋ぎました。中堅の山本選手は、序盤は攻めきれず、中盤に相手に鍔競り合いの反則が出て、その後まもなく出てきた所を面を続けざまに2本決めて、富山北部がリードしました。副将今村選手は、中盤に面を先行されるも、落ち着いて面を返し、このまま終わるかと思われた瞬間、面を決められました。大将戦を前に本数では一歩リードで、久木田選手は引き分けでもチームは勝てる条件で試合が始まりました。相手大将も勝つしかないので、前へ前へと突き進んできました。中盤、久木田選手の間合いが切れた時、面を決められ、その後、返そうと出た所をまた、面を決められ、富山北部は1回戦で敗退となりました。ベスト16という結果になりましたが、選手たちは良く頑張りました。(山本武夫) 


大会記録:主催者HPLet's KENDO