第59回県高校新人大会【選抜予選】
1月19日ー20日(アルビス小杉総合体育センター)

 今年の選抜予選は、秋季大会を制した男子が富山工業、女子が富山北部を中心に他校がどこまで巻き返して、選抜代表を獲得するか、見ものであった。個人戦は、総体までのせめぎ合いで、春の大会へのシード、更には総体予選で、いかに決勝リーグに残り、2位以内の総体出場権を獲得するかの前哨戦となる。
 初日は、まず男子個人戦で、秋の覇者、青山選手(龍谷富山)が頭一つリードか、順当勝ちして優勝。ベスト8以内には、富山工業2名、龍谷富山2名が入り、その他では、久し振りに高岡南が1名入った。また、秋から実力をつけてきた1年生から、岩崎選手(高岡南)が準優勝し、寺島監督の指導での成果か、注目された。また、個人戦では、秋に3回戦で姿を消した石田選手(富山工業)が地力を発揮しベスト4に、また1年生ながら、中学時代から実績のある吉井選手(富山東)もベスト4に入った。春季大会を経て、総体予選も青山選手を中心に今回のベスト4の選手も絡んでの、凌ぎ合いが見ものである。
 続く女子団体は、富山北部の圧勝という結果に終わった。これに続く、高岡南、高岡、南砺福野は実力が伯仲し、更には、高岡工芸や呉羽がこれを追っている。この6校が、2月庄川での清流杯に出場する。各校とも、決勝トーナメント出場を目指し頑張ってもらいたい。
 2日目は、女子個人戦で、富山北部勢の実力が十二分に発揮、秋季大会に3回戦で苦杯をなめた竹内選手(富山北部)が実力を発揮し、笠原選手(富山北部)を退け、優勝。笠原選手は、スピードのある技に更に磨きをかけて、秋季大会に続く準優勝は、立派。長谷川選手・荒井選手も嬉しい初のベスト4で、富山北部が上位独占。春季大会を経て、総体予選までに、これらの選手に、秋季大会の覇者、佐渡選手を含めて、どこまで力を伸ばせるか、これもまた見ものである。
 続く男子団体は、秋季大会と同じ決勝戦となった。現在は、この2校が頭抜けており、最後までハラハラドキドキものだった。先鋒棚田選手(富山工業)が武波選手(龍谷富山)に小手1本勝ちし、次鋒の柳瀬選手(富山北部)が中川選手(龍谷富山)に面1本勝ちして、龍谷富山は後がなくなった。中堅は、嶋田選手(龍谷富山)の鋭い攻めを、石丸選手(富山工業)が最後まで凌いで引き分けた。副将戦は、後がない寺部選手(龍谷富山)が松村選手(富山工業)から終盤、面1本勝ちして、かろうじて大将につないだ。大将戦は、個人戦の覇者、青山選手(龍谷富山)対石田選手(富山工業)で、引き分けでも勝てる石田選手は、後半まで凌いだが、終盤、青山選手に面を決められ、このまま引き分け、代表戦に突入。流れは、龍谷富山かという館内の雰囲気になりかけたが、開始直後、勢いよく面を放った石田選手に対し、小手で応じた青山選手だが、さっと赤旗2本(石田選手)があがり、この瞬間、選抜出場は富山工業に決まった。この2校に、富山東、古豪砺波がベスト4入り、さらに、準々決勝で富山工業に惜敗した高岡工芸や富山・富山第一・南砺福野がベスト8で、この8校が清流杯に出場する。県外チームに一泡吹かせるつもりで、各校とも頑張って予選リーグを突破してもらいたい。(山本武夫)
井波スポ少OB・OGの成績
 団体 男子 龍谷富山(青山虹) 次勝、高岡工芸(神田佳典) ベスト8・・・清流杯出場
     女子 高岡(藤崎美奈里)・南砺福野(水口妃奈) 3位・・・清流杯出場
 個人 男子 青山虹(龍谷富山) 優勝、神田佳典(高岡工芸) 5回戦進出(ベスト16)
     女子 水口妃奈(南砺福野) ベスト8、藤崎美奈里(高岡) 4回戦進出(ベスト16)
 

全体の成績
 団体
  男子 優勝 富山工業、次勝 龍谷富山、3位 富山東・砺波、ベスト8 高岡工芸・富山・富山第一・南砺福野・・・以上8校、清流杯出場
  女子 優勝 富山北部、次勝 高岡南、3位 高岡・南砺福野、5位 高岡工芸・呉羽・・・以上6校、清流杯出場
 個人
  男子 優勝 青山虹(龍谷富山)、次勝 岩崎大成(高岡南)、3位 吉井竜也(富山東)・石田大輝(富山工業)
      ベスト8 早瀬(高朋)・松村(富山工業)・武波(龍谷富山)・高橋(南砺福野) 
  女子 優勝 竹内優季(富山北部)、次勝 笠原亜実(富山北部)、3位 長谷川菜実乃・荒井可南子(富山北部)
      ベスト8 川口(富山北部)・砂田(高岡工芸)・手丸(呉羽)・水口(南砺福野) 

*父兄メモより・・・間違い・抜け落ちあり、悪しからず