山本武夫の 血管外科闘病記

入院先:富山大学附属病院第1外科
入院期間:2018年9月7日~10月8日

既往歴
①高校2-3年(昭和44-45年:1969-1670年):「十二指腸潰瘍」にて、北陸中央病院通院
②大学6年(昭和52年:1977年):「虫垂炎」で、新潟市植木外科(元新潟逓信病院部長)にて、手術・・・植木先生より、腸管癒着を指摘される、「将来、腸閉塞を起こす可能性あり。」
③34歳(昭和63年:1988年):「痔瘻」で、井波町(現南砺市)の野村外科病院(野村一郎先生)で、手術を受ける・・・術後、腸閉塞を起こし、3週間入院
④49歳(平成15年:2003年):「網膜剥離」で、金沢大学付属病院で、硝子体茎離断術・網膜剥離手術・白内障手術を受ける。3週間入院
⑤62歳(平成24年:2012年):「脊柱管狭窄症」で、南砺市吉岡整形外科病院にて、内視鏡手術を受ける。1週間入院


今回の病名「右総腸骨動脈瘤、左総腸骨動脈瘤、左内腸骨動脈瘤」


経緯:
・数年前より、南砺市民病院の人間ドッグで、「中性脂肪」「コレステロール」の値が、高いことを指摘され、高脂血症の軽度の薬「シンバスタチン」を夕食後、服用する
・2年前、腹部エコー(超音波)の検査で、いつも「脂肪肝」の指摘を受けていたが、右下の総腸骨動脈のかい離を指摘され、動脈瘤の経過観察を指摘された。
・昨年6月に、南砺市民病院で血管造影を受け、右と左の総腸骨動脈に、動脈瘤が見つかった。
・今年2月、富山大学附属病院第1外科を紹介され、受診し、山下昭雄先生より、動脈瘤の大きさの拡大のスピードによっては、早めの手術を勧められた。
・今年5月、南砺市民病院の主治医手丸先生に、9月頃手術予定で、富山大学にアポイント取ってもらう。
・6月22日、9月7日入院、10日手術の予約を取れたと、南砺市民病院手丸先生より連絡あり
・8月30日、術前の診察で、富山大を、四女と。心臓の造影検査あり。


富山大学:
9月7日、入院(北病棟5階508号室・第一外科) 担当:山下昭雄先生、山下重幸先生、小尾勇人先生
  8日、麻酔科の説明あり。
  9日(前日)、術前準備(体毛剃りなど)
  10日(当日)、8:00手術場へ。麻酔科の南條先生(高岡の山田真樹先生の姪子さん)から、説明受ける。あとは、・・・
          12:30?頃、ICUで、覚醒、何時ころか、傷口が、焼いた火箸をあてられたような痛みを感じ、座薬をいれてもらい、楽になった。
           夜中にも痛みあり。1時間ごとに目が覚めるが、不思議につらい感じはない。(南無阿弥陀仏を唱えると、いつの間にか、眠った)
  11日、9:00、ICUから、個室526号室に移った。まだ、寝返りは打てない。(首から点滴2本、右腕から点滴1本、背中にも点滴1か所確保あり)
          痛み止めの座薬、日中入れる。夕方、背中の点滴外される。(TV:相撲観戦初めて)
  12日、朝、看護師さんとつかまり立って部屋で体重計のる。まだ、痛み止め注射、6時間毎に。右腕の点滴止め、左腕に変更。(TVの位置変える)午後、オシメ交換、導尿とれた。(初トイレ)
  13日、朝、車椅子に移乗し、体重測定にナースステーション前まで。昼食開始(重湯、ゼリー、ジュース2本)トイレ自力で。午後、車椅子で、1階X線室へ。(ようやく13日と理解)
  14日、朝、自力で歩行し、体重測定へ。便が出ず、漢方薬処方される。昼前、首の点滴はずされた。昼食、3分粥の。午後、シャンプーだけ看護師さんにしてもらう。
  15日、午前中、1階X線室。便出ず、座薬使う。初めて排便あり(固い感じ)。昼食、5分粥。夕方から、お腹が張り、痛くなって鎮痛剤出してもらう(ロキソニン)。
  16日、夜中から、お腹が痛く座薬入れた。便は兎の糞みたいなもの、少しだけ。朝食抜く。昼前、便大量に出た。日中、点滴外した。少し散歩を、と。夜のみ、点滴に。
  17日、朝点滴外す。午前中、車椅子で1階X線室へ。山下先生「便を軟らかくする薬も使います」病棟1周散歩。昼食、7分粥。夜点滴、相変わらず、便出ない。
  18日、便意あるも、お腹が張り、痛い。ホットパックをあてたら、ガス出た。昨日X線(小腸に閉塞あり、一部膨満)座薬。昼食(7分粥:半分残す)1日半ぶりに、便がでる。
  19日、早朝、採血。小尾先生「血液検査、OKでした」朝食(7分粥)便が少しづつ出る。昼食(全粥:2/3残す)夕食(全粥:4/5残す)吐き気あり。便5回目(水様便になる)22:00ついに嘔吐。
  20日、山下昭雄先生「今日一日、食事止めます。点滴再開」シャワー。点滴再開。(X線CT:延期)前日、薬剤管理の説明あり。
  21日、一日、食前の漢方薬、ジュース、食後の薬(3度)、昼、X線腹部単純撮影。
  22日、体重少し減少。一日、点滴、3度、漢方薬、ジュース、食後の薬。
  23日、もう一日、点滴で(山下昭雄先生)。3度、漢方薬、ジュース、食後の薬。ガスは出るが、便意なし。
  24日、体重、62kg台に。朝、X線腹部単純撮影。昼食再開(重湯)腹部少し膨満。
  25日、シャワー、昼、教授回診(毎週火曜:3回目)午後、便6回(水様便)夕方、X線CT(血管造影、手術結果良好)、食事3度(重湯)
  26日、食事3度(重湯)
  27日、食事3度(重湯)散歩をするよう指導あり。
  28日、朝食(重湯)、午前中、X線腹部単純撮影。昼食から、5分粥に食上げ。お腹が張って、ガスは出る。
  29日、朝、軟便出る。3度食事(5分粥)1階買い物散歩。
  30日、午前中、X線腹部単純撮影(便の具合確認)。シャワー。点滴終了。昼食(7分粥に食上げ)1階買い物散歩。
10月1日、食事3度(7分粥)1階買い物散歩。
   2日、朝、検血。朝食(7分粥)便が出ないので、座薬使う。2度、固めの便出る。昼食(全粥に食上げ)
   3日、朝食(全粥)看護師長さん(部屋変えの願い:了承)今井看護師さん(外出許可もらう?) 部屋:B個室521号室へ
   4日、朝食(全粥)、昼頃、便大量に出る(最初固め、後は軟便、水様便に)昼食から、軟飯に食上げ。
   5日、朝食後、X線腹部単純撮影、家内と栄養指導受ける。【外出:自宅】昼食(うどん)、便2回出る。レセプトチェック、PCメールチェック。【夕方:病院に戻る】夕食。
      山下昭雄先生「X線結果、良好。8日退院OK。宮崎の学会OK」
   6日、食事3度(軟飯)、山下昭雄先生(次回、再診11/13。富山大学10月一杯の投薬。南砺市民病院への返書:丸山先生と手丸先生に)
   7日、食事3度(軟飯) 
   8日、退院当日、朝体重測定(61.95kg)最後の食事(昼食:軟飯)後、退院