東となみロータリークラブ 2017-2018年河合年度 第1886回例会
2018年(平成30年)1月17日 よいとこ井波 例会場
ゲスト卓話「安政の井波騒動」−長崎村茂右衛門騒動の検証−
浦辻一成氏(郷土史家:元南砺市役所勤務)
(卓話要旨) 東となみRCの卓話に「よいとこ井波」に呼ばれましたが、安政5年(1858年)7月にこの井波で起こった騒動の場所の一つにまさにこの場所があります。井波騒動とは、安政5年(1858年)幕末期に、米価高騰に怒った農民が井波町の米商を襲撃したもので、利賀谷の肝煎・組合頭など24人が投獄され、15人が牢死しました。長崎村茂兵衛倅茂右衛門が首謀者として、磔処刑されました。この事件は、加賀藩でも何カ所かで起きた騒動です。利賀谷は、生糸・和紙を生産し、米などを供給されていた経緯もあり、米不足が引き金になり、井波の米屋を襲撃、4カ所の商家の打ち毀しを行いました。当初は口伝で残り、現在は、「井波町史」などにも記録があります。打ち毀しの場所が、まさにこの例会場でした。 |
紹介者:山本英介会員
浦辻一成氏
卓話内容スライド画像