祝    辞


唐津市           
市 長  坂井 俊之  

 第28回むし歯予防全国大会が、自然と歴史と文化が織りなす海遊浪漫都市・唐津で開催されますことは、大きな喜びであり、心から歓迎申し上げます。
 本大会を主催されるNPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議の皆様をはじめ、ここに参加されている皆様が、歯科保健の向上のため様々な活動を続けておられることに対しまして、心から感謝と敬意を表する次第でございます。
 本市では、唐津東松浦歯科医師会のご尽力を得て、平成9年度から歯科保健専門部会を設置し、歯科保健の向上を図ってまいりました。
 とりわけ、80歳を過ぎても20本の自分の歯を保つ8020運動の推進には、乳幼児期からのむし歯予防対策が重要でございますので、親子が一緒に学ぶ歯科教室をはじめ、保育園、幼稚園でもブラッシングの指導やフッ素の使用を積極的に実施しています。
 また、平成15年度を元気再生元年として昨年、「からつ元気いっぱい健康プラン21」を市民の皆様とともに策定いたしました。
 ここでは、食生活、運動、心の健康のほか、歯の健康を取りあげて、乳幼児期から高齢期までのそれぞれの目標を掲げ、生涯に亘るむし歯予防を推進しているところでございます。
 さて、唐津市は、城下町の風情を今も残す街並みや、雄大な景勝と白砂青松の特別名勝「虹の松原」をはじめとする数多くの名所旧跡と、玄界灘自慢の海の幸が皆様を大いに喜ばせてくれることと思います。
 また、勇壮な祭り「からつくんち」の曳山14台の観覧や唐津焼も是非この機会にお楽しみいただければ幸いに存じます。
 本日の大会を契機に、ますます歯科保健に対する関心が高まりますことを期待いたします。
 結びになりましたが、本大会の成功と皆様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。