2003.2.19 卓話「暖かハートで国際交流」 我妻 眞美(あずま よしみ)氏

 30年、井波町のマーシ園に勤務。着物からいろんなドレスができると、服飾デザイナーとして、日本の伝統、『着物』の素晴らしさや、ものの大切さを訴えかける。
 平成7年より、ドイツでのファッションショーを皮切りに国際交流を始め、10年には、コスタリカ、12年には韓国、13年にはハンガリーと訪問。昨年は日本で、スペイン舞踏の振り付け(舞台衣装担当)で、新国立劇場で活躍。
 コスタリカでは、お国柄か、ショーの開演が1時間遅れたが、担当者は平気であった。
 韓国では、ソウル郊外の町でショーをしたが、寒かった。最初はなんとなく行きづらい感があったが、大変好意的で親しみがわいた。 
 ハンガリーでは、国立博物館の階段などを利用したショーを開催。日本では考えられない演出であった。ホテルの窓から見えたドナウ河が印象的だった。
 昨年は、新国立劇場で小松原庸子スペイン舞踏「大地と炎」の衣装を担当したが、こちらの思惑とはなかなか相いれず、小松原女史とは意見が当初対立大変だった。しかし、検討重ねるにつれ、うまくいくようになった。
 英語も話せず、外国に行って大変だったが、「ハートが暖かければ、人とはどうとでもお付き合いできる」ことを、身をもって体験した。

 我妻さんには、私の次女が大変お世話になりました。昨年の夏休みの課題に、地元で活躍される方から学ぶというのがあって、いろいろお忙しい中をお邪魔してお話をお伺いしました。ご親切に充分子供にもわかりやすく体験談をお話いただいたそうです。
 今回、井波庄川ロータリークラブの卓話にお越し頂きました。そのとき頂いた資料を娘からもらいましたので、井波が生んだ国際的服飾デザイナー我妻眞美さんをこの場を借りて、精一杯ご紹介いたします。(山本武夫)