子供の歯を守る会‐会報【縮刷版】
 昭和49年8月15日発行【創刊号】〜昭和51年8月5日発行【第9号】

新潟における、フッ化物応用のスタートが子供の歯を守る会の活動である。これが原点となって、今のフッ化物洗口の人口が100万人を超えるに至った。しかし、そのスタートを見るに、むし歯予防の根本は、水道水フロリデーション(当時:水道水フッ素化)であることを強調しており、あくまでもこれを実施するのが目的で活動を開始している。今、その創刊号からの記事を見るに、その当時の熱気がひしひしと伝わってくる。小生はまだ、歯学部生であったが、当時の教官や先輩たちの”予防”にかけた信念は、今でも忘れないし、自分が今あるのも、それを見てきたことが、そちらへ足を向けさせていると言って過言でない。創刊からのほんの10回の会報だけだが、掲載するので、一読してほしい。