栃木県西方町議会が水道水フッ化物濃度適正化を前向きに検討

35日の下野新聞

西方町議会 水道水にフッ素検討へ 特別委員会設置し集中審議

西方町議会運営委員会は、町の水道水にフッ素を加えるフッ素濃度調整を検討する特別委員会を5日開会の3月定例町議会で設置する。フッ素濃度調整は「虫歯予防に効果がある」として町内の歯科医師などから請願が出されており、特別委で請願の妥当性やフッ素濃度調整の効果を集中的に審議する。水道水へのフッ素濃度調整は米国など約60カ国が実施しているが、国内では安全性への疑問の声などがあり実際に導入している自治体はない。フッ素は通常の水道水中にも微量含まれており、水質基準法に定められた濃度は0.8ppm以下。歯の再石灰化を促す働きがあるが、過剰摂取すると斑状歯になったり、内臓に異常をきたすという指摘もある。町議会では200012月に町内の歯科医師から「水道水のフッ素濃度適正化」を求める請願書が出された。教育民生常任委員会で審議してきたが「町民が直接口にする水道水は100%安全であることが必要。専門家の間でも賛否が分かれている」(川島誠一委員長)として結論は出ていない。今年2月には町内の歯科医師ら7人が同内容の請願を提出した。請願を提出した中田嘉之歯科医師は、学校医として76年から小学校でのフッ素洗口を実施した結果「虫歯の子どもが五分の一になった。公衆衛生の観点から全世代に広げるべき」と話している。特別委員会の設置について、川島委員長は「委員会だけでなく、議会全体で幅広く意見を聞きながら審議したい」としている。

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6日の下野新聞


水道にフッ素で特別委を設置

西方町議会は3月定例会初日の五日、「町上水道フッ素濃度適正化に関する調査特別委員会」を設置した。虫歯予防のために水道水中のフッ素濃度を上げるよう求めた請願2件を審査し、フッ素濃度調整の効果を集中的に検討する。審査する請願は2000ねん12月から継続審議中の1件と今年222日に提出された1件で、いずれも町内の歯科医師から出された。現在0.08ppmの町水道水のフッ素濃度を0.7ppmにするように求めている。特別委は議員12名で構成し、メンバーは議会最終日の13日に決定する。
西方町の中田先生からのメールです。
「以上が新聞に載った内容です。西方町の議員総数は
14名で13日に新しい議長と副議長が決定します。議長、副議長を除く12名で特別委員会は構成されますが、議長、副議長もオブザーバーとして参加しますので、結局は全議員で検討する事になります。良い結果が出るように、表から裏から全力を尽くします。」

みんなで、沖縄県久米島具志川村に続くよう、がんばっている西方町を応援しましょう。(山本武夫)
   栃木県上都賀郡西方町
役場