第39回全国中学生剣道大会
 平成21年(2009年)8月20−22日 熊本県人吉市 人吉スポーツパレス

 今年の全中熊本大会は、鹿児島県や宮崎県の県境にも近い山間の人吉市で開催された。井波中は、女子団体で4年ぶりの3度目の出場で、個人は、男子青山・松田、女子山本の三選手が出場した。初日は、午後から開会式の後、個人戦が4回戦(ベスト8)まで行われた。
 昨年に続く2年連続出場の女子、山本麻紗子選手は、1−2回戦を順調に勝ち進み、3回戦では、北信越大会2回戦の再戦となった。長野県代表の戸井田選手(若穂中)で、北信越では、山本選手に勝ち、決勝に進んで、高瀬美咲選手(三成中)に敗れたものの2位だった。全中の3回戦では、山本麻紗子選手が、北信越大会の雪辱を果たし、4回戦進出を決めた。ベスト8入りをかけた4回戦は、山梨県代表の名取選手(3年連続出場?)の強豪と、延長10分近くの我慢比べとなったが、決め手がなく、痺れを切らしたかのように山本選手の打って出たところを、待ってましたと面抜き胴を放った名取選手の勝利となった。
 男子は、県1位の青山虹選手(2年)は、地元九州勢の吉岡選手(長崎)に、延長で面を決められ、来年へ期する大会となった。県2位の松田尚之選手は、1回戦で、強豪、加堂選手(住吉第一)と対戦、延長の末、引き胴を決め、嬉しい1勝をあげた。手の内を知っている相手だけに、お互いにやりにくいこともあったはずだが、松田選手の粘りが功奏した。2回戦は福永選手(埼玉・篠津中)を面で下し、3回戦進出した。3回戦では、強豪、京都の森本翼選手と対戦し、残念ながら敗退し、ベスト32という結果だった。
 2日目の団体戦は、5試合場の3試合目に、埼玉県代表越谷東中と対戦、次鋒の藤崎選手(1年)の1本勝ながら初勝利を、副将図所選手の1本負けでしのいで、大将戦にかけたが、山本選手は、伯耆田選手に終盤、面を決められ、惜しい敗戦。9試合目の地元九州長崎県代表の島原第一中と対戦。先鋒、山田千菜都選手の初戦に続く押しながらの残念な引き分けを、次鋒藤崎選手も、引き分けでつなぎ、後続に期待をしたが、中堅水口選手の1本負けに、相手は、勢いづけられて、副将図所選手が2本取られ、井波中女子の敗戦が決まった。予選リーグを惜しくも突破できなかった。
 総じて、今回の富山県勢は、個人戦の高瀬美咲選手も3回戦まで進出し、いい成績を上げたと思う。
 団体戦は、男子の雄山中が同じく予選で敗退した。

大会成績(大会関係者資料より)
個人 男子   女子
団体 予選リーグ 男子  女子
    決勝トーナメント  男子  女子

井波中成績

個人戦

名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦
女子 山本麻紗子 勝(メメー)江田【荒川中】 勝(延メー )阿部【境港一ッ中】 勝(メー)戸井田【若穂中】 負( −延ド)名取【山梨大付中】
1回戦 2回戦 3回戦
男子 青山虹 負( ー延メ)吉岡【長崎南山中】
松田尚之 勝(延ドー )加堂【住吉一中】 勝(メー )福永【篠津中】 負( −メ)森本【北宇治中】

女子団体戦
井波中・・・予選リーグ3位で、決勝トーナメント進出できず。

   \ 井波 越谷 島原 勝点 勝数 本数 順位
井波中  \ △1/1 △0/0  0  1  1  3
越谷東中 ○2/2  \ △1/1  1  3  3  2
島原第一中 ○5/3 ○3/2  \  2  5  8  1
山田 藤崎 水口 図所 山本 虻川 鈴木 伯耆田 山下 中村 渡邉 太田 山崎
井波  \  \ △1/1 越谷東  \  \ △1/1 島原一  \  \ メメ メド ○5/3
越谷東  \  \ ド  ○2/2 島原一  \  \ メメ ○3/2 井波  \  \ △2/1
虻川 鈴木 伯耆田 山下 中村 渡邉 太田 山崎 山田 藤崎 水口 図所 山本


熊本全中関係写真集